Tuesday, October 04, 2005

The Peggy Moffett Book


The Peggy Moffitt Book

『The Rudi Gernreich Book - Peggy Moffitt and William Claxton』


これは、60〜70年代を代表するファッションデザイナーのRudi GernreichとJazz Photographerとしても名高いWilliam Claxton、モデルのPeggy Moffittの3人の素敵な記録でありコラボレーションワークである。

だが、タイトルこそThe Rudi Gernreich Bookと銘打つものの本当の主役は表紙を飾るPeggy Moffittに他ならない。

ページを進めてゆくとPeggyがRudiのエゴイストなまでの作品を見事に消化し着こなしてゆくにつれ、まるで彼女の為に作っているような変化が作品から見られる。後半では事の重大さに気が付いたのか彼女の影響を振り離し独自のオリジナルに回帰しようと試みる。

しかし、私達は結果的にPeggy Moffittというファッションモデルの凄さ素晴らしさを知る事になる。確かにRudiのファッションにかけるバイタリティー、チャレンジやクリエイティブのユニークさ等は素晴らしいものがあるが、私が感動したのはPeggy Moffittが着ないRudiの作品が、まるで蝉の抜け殻の様だと感じた事だった。いくら斬新なデザインであってもモデルならば誰でも言い訳ではないのだ。そういう意味でも、まさにSuper Modelの凄さを思い知らされる出来に仕上がっている。

PeggyやTwiggyにしろ、60〜70年という未来への夢と不安をステアした色鮮やかなカクテルの様な時代は、それまでデザイナーのマネキン程度の認識しかなかったモデルという職業が一般人に大きくアッピールした革新的な時代であり、彼女達はその偉業を成し遂げた真のミューズ(美と芸術の女神達)と言えよう。

この本の中程に3人が並んで映っているスナップショットが納められている。そこには奇抜なメイクとファッションを脱いだ彼女の無邪気で愛さずにはいられない素敵な笑顔に出会える。

その笑顔が力強く教えてくれるのだ『人の美しさに勝るものはない』という事を。

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